とある小説家の先生が、
幻想的な体験談を、ヌエボサロンを舞台に
プチ小説を書いてくださいました📙
~小さな旅行~
今回は前回より、よりつよい体感がありました。
心身共に極度に疲弊しており、
全身がももけて毛玉ができているような感じでした。
カチカチ山なんかの挿絵で見る薪の束…
硬くて重い、
取り去りたいものを山盛り背負ってお邪魔しました。
一時も休めず思考し続ける私の脳みそですが、
次第にアレ?
えーっとえっと、何だっけ…
何も考えられないな…?となりました。
その流れに身を委ねず、
敢えて思考しよう!
とちょっと試してみましたが(笑)
強制的に白くなって言葉が奪われてゆき、
ああ…脳内デトックスって、
すごい…あんなに考えることをやめられなかったのに…と
思ったのが思考の最後です。
目の奥が熱くなって両眼から涙が流れました。
唾液が溢れ何度も飲み込んだ気がします。
その後、パチッと音がしたわけではないのですが、
音のない世界で音を聴いた感覚が耳元にありました。
それから次第に風景が浮かび始め、
最初は晴天を昇ってゆく白衣の誰か…
ひらひらと長い裳裾が海蛇のように波打って揺れていました。
次に列車の最後尾で見る景色…
ネオン街が高速で遠ざかり、トンネルの中へ吸い込まれてゆきます。
その暗闇で静止動画が幾つか出ては消え、
私は目を瞑って臥していただけなのに
遙か遠くへ旅にでていたな、
と感じました。
終わっても直ぐには立ち上がれないほど、
ガチガチだった全身は弛緩していました。
脳内は異常にクリアなのに
身体はまだ気持ちよさを追いたいと言っている感じです。
しゃっきりと目が開くようになっていて、
ロミオとジュリエットの
『神父さま仰る通り、爽やかな目覚めだわ』
という台詞を思ったくらいです。
積み荷を丁寧にひとつずつ降ろしていただきました。
帰宅後、
前夜まで悩まされていた複数の案件に取り組みましたが、
全て好に転じたのは驚きです。
確実に昨日までの自分とは違う対応が出来た故と感じました。
本当にありがとうございました。
~thank you so much~☺