お客様レビュー③

とある小説家の先生が、

幻想的な体験談を、ヌエボサロンを舞台に

プチ小説を書いてくださいました📙

~小さな旅行~

今回は前回より、よりつよい体感がありました。

心身共に極度に疲弊しており、

全身がももけて毛玉ができているような感じでした。

カチカチ山なんかの挿絵で見る薪の束…

硬くて重い、

取り去りたいものを山盛り背負ってお邪魔しました。

一時も休めず思考し続ける私の脳みそですが、

次第にアレ?

えーっとえっと、何だっけ…

何も考えられないな…?となりました。

その流れに身を委ねず、

敢えて思考しよう!

とちょっと試してみましたが(笑)

強制的に白くなって言葉が奪われてゆき、

ああ…脳内デトックスって、

すごい…あんなに考えることをやめられなかったのに…と

思ったのが思考の最後です。

目の奥が熱くなって両眼から涙が流れました。

唾液が溢れ何度も飲み込んだ気がします。

その後、パチッと音がしたわけではないのですが、

音のない世界で音を聴いた感覚が耳元にありました。

それから次第に風景が浮かび始め、

最初は晴天を昇ってゆく白衣の誰か…

ひらひらと長い裳裾が海蛇のように波打って揺れていました。

次に列車の最後尾で見る景色…

ネオン街が高速で遠ざかり、トンネルの中へ吸い込まれてゆきます。

その暗闇で静止動画が幾つか出ては消え、

私は目を瞑って臥していただけなのに

遙か遠くへ旅にでていたな、

と感じました。

終わっても直ぐには立ち上がれないほど、

ガチガチだった全身は弛緩していました。

脳内は異常にクリアなのに

身体はまだ気持ちよさを追いたいと言っている感じです。

しゃっきりと目が開くようになっていて、

ロミオとジュリエットの

『神父さま仰る通り、爽やかな目覚めだわ』

という台詞を思ったくらいです。

積み荷を丁寧にひとつずつ降ろしていただきました。

帰宅後、

前夜まで悩まされていた複数の案件に取り組みましたが、

全て好に転じたのは驚きです。

確実に昨日までの自分とは違う対応が出来た故と感じました。

本当にありがとうございました。

  

                      ~thank you so much~☺